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執筆者の写真stayfitclinic

会社を休職するためにはどうしたらいい?正しく安全な休職の診断書のもらい方を解説

更新日:2024年12月17日

*2024年12月2日更新


仕事のストレスやプレッシャーで心の健康を損なうことは珍しくありません。


人間関係や仕事の量など、様々な要因に適応することができずに体調不良になる方々はたくさんいます。


メンタルヘルスの不調が深刻化すると、休職が必要となる場合があります。


この記事では、心療内科・メンタルクリニックでの休職の手続きについて詳しく解説します。


調子が悪いまま働き続けることは、自分にとっても会社にとっても社会にとっても良いことではないため、時には休職が最善の治療方法となることがあります。


早めに休職することはかえって早めの復帰にもつながると考えています。


休職の診断書を取得し、正しく安全に効果的に休職をしましょう。


メンタルヘルスの重要性


メンタルヘルスは仕事のパフォーマンスに直結します。


心の健康が保たれていると集中力や創造性が向上し、生産性が上がるのは実感ができると思います。


逆に、メンタルヘルスが不調だと、以下のような問題が生じます:


  • パフォーマンスの低下:集中力が欠け、ミスが増えます。

  • 欠勤や遅刻:精神的な不調で出勤が難しくなります。

  • 職場の人間関係の悪化:ストレスが原因でコミュニケーションがうまくいかなくなります。


このような状況が続いていくと、そもそも働くことができない状態に陥り、定時ですら勤務を継続できない状態になっていきます。


可能であれば仕事業務に支障をきたす前に、ビジネスパーソン向けの心療内科・メンタルクリニックを受診するのがお勧めです。


また、会社に産業医がいる場合は早めに会っておいて、自分の体調を共有しておきましょう。


休職の診断書をもらうための手順


改善を試みても体調が整わない場合は、体調を整えるために休職を考慮するのもよいでしょう。


体調不良による休職が必要と感じたら、まずメンタルクリニックを受診しましょう。


以下の手順で診断書を取得します:


  1. 予約と受診

    メンタルクリニックに予約を取り、医師の診察を受けます。症状や悩みを正直に話しましょう。


    初診受け入れが数か月先という場合もあるので、なるべく早めに予約することをお勧めします。

  2. 診断と診断書の発行

    医師が休職が必要と判断した場合、診断書を発行してもらいます。


    診断書には病名、症状、休職期間が記載されます。


  3. 職場への提出

    診断書を職場に提出し、正式に休職の手続きを行います。


    休職期間中は職場から離れて、しっかりと療養しましょう。

労働時間が長い、職場の人間関係が合わない、客先からハラスメントを受けているかもしれない、異動した環境があわない、などは様々な症状を引き起こす可能性があります。


気持ちが落ち込む、やる気が出ない、不安になる、いらいらする、夜眠れないなど、そのような症状と状態については、即日診断書が発行可能な場合があります。


心療内科・メンタルクリニックを受診した方がよいタイミングについては、以下の記事に詳しく書きましたのでご参照ください。





疾患によっては診断までに時間を要する場合があるため、その場合は診断書発行は主治医との相談が必要となります。


診断書の内容や提出先についての具体的な要件は、会社のルールによって異なる場合がありますので、注意してください。


休職診断書をもらう際には、事前に関連する情報を確認し、医師や会社の指示に従うようにしましょう。

休職の診断書
休職の診断書


休職の診断書の内容と提出した後


仕事を休むための診断書に記載される内容は一般的には以下の通りです。


  1. 病名・症状名

  2. 初診日

  3. 簡易心理検査の結果と診察時の症状

  4. 医師が必要と判断した休職の期間


記載される休職の期間は症状の度合いにもよりますが、一般的にはまずは1〜2ヶ月ほどになることが多いです。


必ずしも日付通りに復職する必要はなく、体調が回復しない場合は休職延長の診断書を出すことになります。


労働安全衛生法による安全配慮義務の観点から、従業員が提出した診断書が受け取られないことはほとんどありません。

診断書が提出された場合、人事や産業医との面談や仕事業務の引継ぎを経て、休職に入るパターンがほとんどです。

休職中の過ごし方


休職中は、心と体をしっかりと休めることが大切です。以下のポイントに注意して過ごしましょう:

  • 規則正しい生活:適度な運動とバランスの取れた食事を心がけ、生活リズムを整えます。

  • サポートネットワークの活用:家族や友人、専門家と定期的にコミュニケーションをとりましょう。

また経済的な不安については傷病手当金というものがありますので、休職中の金銭の問題を多少なりとも緩和してくれるのが一般的です。


傷病手当金については下記ブログ記事をご覧ください。




さらに最近は医療機関や行政の施設が行っている復職支援プログラム・リワークプログラムを活用する方も増えてきています。


会社によっては復職の条件として定めているところもありますので、担当者にご確認ください。


健康管理という側面で、定期的に会社とのやり取りはしておきましょう。


産業医がいる場合、月1回の産業医面談で体調の確認と今後の方針の共有は必ずしておきましょう。


産業医は中立の立場で従業員の健康を守ってくれる存在でもあります。


Stay Fit Clinicで正しく、適切で、安全な休職を

休職は、心身の回復にとって重要な時間です。


Stay Fit Clinicでは、患者一人ひとりに合わせた包括的な治療とサポートを通じて、正しく安全で適切な休職生活を支援します。


症状に対しては薬を使うことも考えますが、当院では、薬に頼らない治療法を中心に以下のアプローチを提供しています。


1. 運動療法で体力とメンタルの回復をサポート


CrossFit Aoyamaと連携し、体力の維持とメンタルヘルスの改善を図ります。


適度な運動は、ストレス解消や生活リズムの安定に効果的です。



2. 鍼灸治療で心身のバランスを整える


ストレス緩和やリラクゼーションを目的とした鍼灸治療を提供しています。


自然治癒力を高め、心身のバランスを整えることで、体調回復をサポートします。



3. キャリア支援とカウンセリングで安心の復職準備


プロのカウンセラーによる休職後の再就職や転職に関するアドバイスを通じて、復職に向けた準備をサポートします。


次のキャリアに自信を持って臨める環境を整えます。


4. 生活リズムの調整と習慣改善


休職中の生活リズムを整えることは、回復のカギとなります。

  • 休職開始直後:睡眠リズムを崩さず、十分な休養を優先。

  • 回復期:体力低下を防ぐため、読書や勉強など日中の活動量を徐々に増やします。

  • 環境の工夫:集中しやすい図書館など、生活にメリハリをつける工夫もおすすめです。


5. 産業医としての現場知識を活かしたサポート


Stay Fit Clinicでは、常に現場を理解した産業医が治療と生活指導を行っています。

  • 職場環境の改善提案:労働時間や業務内容の調整、人間関係のサポートなどを含めた包括的な支援を提供。

  • 会社との連携:人事部との休職手続きや産業医面談の経験を活かし、スムーズな手続きをサポートします。


6. 定期診察で継続的なサポート


定期的な診察では、以下を重点的に確認します:

  • 症状の経過と生活リズムの状態

  • 治療方針の調整と復職への具体的な計画


これにより、回復状況に応じた適切なサポートを継続的に提供します。


院長の薮野淳也は働く人々の体調不良の専門家で、「産業医が教える 会社の休み方」という本も出版しています。


産業医が教える会社の休み方
産業医が教える会社の休み方


「今すぐにでも休職したい」「診断書のもらい方がわからない」と思ったら


ステイフィットクリニックは銀座線外苑前駅徒歩3分に位置する港区青山・表参道・外苑前エリアの内科心療内科です。


ビジネスパーソンのための仕事上の体調不良改善を得意としており、薬に頼らない鍼灸治療や運動療法に力を入れています。


現在も当日初診受付中で、最終受付は20時となっています。 当院では仕事業務が原因の体調不良、特に適応障害の場合は、即日発行も相談可能です。 初診当日の診断書発行料は¥5,500(税込)となっております。

産業医の観点から、休職から復職に至るまでのフォローを相談させていただきます。

「今すぐにでも休職したい」「診断書のもらい方がわからない」「正しい休職の仕方がわからない」方は是非お声がけください。


初診を希望される方は以下の初診フォームから申し込みください。






内科心療内科 メンタルクリニック

ステイフィットクリニック 院長 薮野淳也

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1 Comment


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holt-bipedal-0h
Sep 21, 2023

こちらにコメント失礼します。今、メンタル不調で3ヶ月休職しています。就業規則では休職の延長は原則行わないと書いており、3ヶ月で復帰できなければ自然退職と規定されているのですが、労働安全衛生法による安全配慮義務の観点から見て、延長の診断書は会社は受理してくれるのでしょうか?

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