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適応障害とは?症状とその治療法を解説

更新日:2023年12月14日


適応障害(てきおうしょうがい)は、精神的な状態や心理的な反応の一種であり、通常の日常生活や社会的な機能に支障をきたす状態を指します。 これは、通常はストレスや変化に適応する能力を持つ人が、特定のストレス要因や環境の変化に対して不適切な反応を示すときに生じる場合があります。


適応障害は、さまざまな要因によって引き起こされることがあります。


例えば、職場のストレス、人間関係の問題、学校や大学での学業や試験の圧力、家族内の問題、生活の大きな変化(結婚、離婚、引っ越しなど)などが要因となることがあります。


適応障害の症状は個人によって異なりますが、一般的な症状には以下のようなものがあります:

  1. 気分の変化:うつ状態、不安、イライラ、怒りなどの気分の変化が現れることがあります。

  2. 身体的な症状:頭痛、めまい、胃の不調、倦怠感、睡眠障害などの身体的な症状が現れることがあります。

  3. 社会的な問題:社会的な活動への興味や関与の低下、人間関係の問題、孤立感などが生じることがあります。

  4. 学業や仕事の問題:集中力の低下、学校や仕事での成績の低下、ミスの増加などが現れることがあります。

適応障害は、専門の医療専門家による評価と診断が必要です。


適応障害の診断基準(DSM-5)は以下の通りになります。


  1. はっきりとしたストレス因のため、ストレスが始まって3カ月以内に症状が出現。

  2. 症状は以下のうち少なくともどちらかの証拠がある。

  3. ほかの精神疾患では説明できない。

  4. その症状は正常の死別反応では説明できない。

  5. ストレス因やその結果がひとたび終結すると、症状は6カ月以上持続することは


一般的な治療には、心理療法やストレス管理技術、環境改善などの心理社会的なアプローチを行いますが、場合によっては薬物療法が用いられることがあります。


また、ストレス要因への対処方法やライフスタイルの変更なども重要な一環となります。


適応障害
適応障害


ビジネスの現場で起こりやすい適応障害には早めに2つのアプローチで適切な対処を


ステイフィットクリニックでは職場で起こりがちな適応障害に対して、「自分を調整すること」と「環境を調整すること」の2つの軸で治療を提案しています。


生活リズム指導、内服薬、運動療法、カウンセリング、鍼灸などを用いて、少しずつ「自分を調整」してより良い状態を作っていきます。


当院が力を入れている治療は薬に頼らない「運動療法」です。


身体活動は心にも体にもそして生産性向上にも良いということがわかっています。


日常生活に運動習慣を定着させることで、ビジネスパーソンが日頃ハードワークできる土台を作っていきます。


また、休職中の方が体力を下げることなく活動量と生活リズムを維持できるようにお手伝いします。


(運動療法についてはこちらの記事をご覧ください。)


「環境を調整」する方法としては、診断書を通して医師の意見を述べることで、業務量の負荷軽減や、配置転換、自宅療養などをすすめていきます。


病気の性質からどちらが欠けてもいけないですが、様々な事情により現実的にはできないことは多々あるかと思います。


休職の診断書に関しても復職を見据えた自宅療養が必要といわれています。


(休職の診断書についてはこちらの記事をご覧ください。)


産業医の経験があるからこそできる治療方針で、皆様にとってベストな治療方法を選択し、状態改善をしていくことを心がけています。


ステイフィットクリニックは銀座線外苑前駅徒歩3分に位置する青山・表参道・外苑前エリアの内科心療内科です。


ビジネスパーソンのための仕事上の体調不良改善を得意としています。


現在当日初診受付中で、最終受付は20時となっています。当院は症状によっては当日の診断書発行も可能です。


初診を希望される方は以下の初診フォームから申し込みください。





内科心療内科 メンタルクリニック

ステイフィットクリニック 院長 薮野淳也

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