「10日間の0.1より、1日の1.0」― 休む判断軸に“パフォーマンス”という視点を ―
- stayfitclinic

- 2025年7月1日
- 読了時間: 3分
更新日:4月25日
こんにちは、院長の薮野です。
「体調が悪いけど、休むのは気が引ける」
「とりあえず出社すれば、なんとかなるかもしれない」
そんな声を、毎日のように耳にします。
でも私は、こう考えます。

パフォーマンスが「0.1」の状態〇10日働いても、成果はたったの「1」
たとえば、ある人が体調不良のまま10日間、がんばって働き続けたとします。
しかしそのパフォーマンスが1割程度(00.1)だったら、
10日間かけてようやく「1」の成果しか生まれません。
一方で、9日間しっかり休んで体調を整え、
10日目にパフォーマンス「1.0」の状態で働いたら、
同じ「1」の成果になります。
極論ですが、これが「休むことの意味」です。
「体調の回復」は、最も生産性の高い仕事かもしれない
産業医として伝えたいのは、「仕事」と「体調管理」を切り離して考えようということ。
目の前の業務をこなすことが、必ずしも最適解ではありません。
体調が整っていない状態で無理を重ねれば、ミスや遅延が起き、
結果的に職場全体のパフォーマンスも落ちます。
誰かの「休む決断」を支えるのが産業医の役目
体調が悪いときに「休むべきかどうか」を自分で判断するのは、案外むずかしいものです。
不安、焦り、プレッシャー――冷静な判断ができなくなっているからこそ、
医療職のサポートが必要になります。
会社の中には、そんなときに相談できる産業医がいます。
産業医は、あなたのパフォーマンスを守る「休む判断の専門家」です。
「誰かに相談すること」も立派な仕事です。
誰かに評価されることを恐れず
業務のことと切り離して
自分の体と心に向き合う
そういった環境づくりこそ、企業の責任でもあります。
最後に:成果を出すために「休む勇気」を
「ちゃんと休むこと」は、
「ちゃんと働くために必要なこと」です。
疲れて成果が出ないとき、
それでも無理をしているとき、
一度立ち止まって、こう考えてみてください。
「今の自分のパフォーマンスは、何割くらいだろう?」
そして0.1なら、休んで戻しましょう。
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この考え方は、私の著書『産業医が教える会社の休み方』(中公新書ラクレ)で、
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「休職は悪いことじゃない」
「体調とキャリアは切り離して考えよう」
そんな新しい“働き方の知恵”を、ぜひ一度読んでみてください。
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