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休んでも疲れが取れないときに|アクティブレストという休み方

執筆者の写真: stayfitclinic
stayfitclinic
8月31日
読了時間: 5分

「休んでいるのに、疲れが取れません」


産業医面談や診察室で、よく伺う相談です。週末は寝て過ごし、予定も入れていない。それでも月曜日の朝がつらい。このようなときは、睡眠時間だけでなく、休日をどのように過ごしていたかを確認することがあります。


今回は、休養の選択肢のひとつである「アクティブレスト」について解説します。ただし、疲れている人へ一律に運動を勧めるものではありません。心身の状態によっては、まず静かに休むことが必要です。


休んでも疲れが取れないときに|アクティブレストという休み方
休んでも疲れが取れないときに|アクティブレストという休み方

休養には「休む」と「養う」がある


休養には、仕事などで生じた疲労から回復する「休む」という側面と、次の活動に向けて心身の力を「養う」という側面があります。


眠る、横になる、何もせず過ごすことは、疲れが強い時期には欠かせません。一方、少し回復してきた段階では、散歩やストレッチ、趣味などを取り入れることが、気持ちの切り替えにつながる場合があります。


アクティブレストとは


アクティブレストは、完全に動かず休むのではなく、無理のない範囲で身体を動かして過ごす休養方法です。スポーツの分野では、強い運動の翌日に軽い運動を行う方法として知られています。


働く人の休養として考える場合は、散歩や軽いストレッチだけでなく、仕事から心理的に離れ、趣味など自分で選んだ活動に取り組むことも含めて考えると実践しやすくなります。


身体活動には、気分や睡眠などに良い影響が期待されています。ただし、効果には個人差があり、活動量を増やせば増やすほどよいわけではありません。


軽く動くことが、気持ちの切り替えになる理由


休みの日にも仕事のことを考え続けていると、身体を休めていても、心理的には仕事から離れられていないことがあります。


散歩や趣味などに取り組むと、その時間は目の前の活動へ意識を向けやすくなります。また、「少し歩けた」「外に出られた」といった小さな達成感や、自分で過ごし方を選んだ感覚も得られます。


大切なのは、運動量や記録ではありません。仕事とは別の時間を、自分で選んで過ごせたかどうかです。


動かないほうがよい時期もある


疲れているなら運動したほうがよい、という単純な話ではありません。


起き上がることがつらい、食事が十分に取れない、眠れない、気持ちの落ち込みが強いといった状態では、まず負担を減らして休むことが優先されます。この時期に「何かしなければ」と無理に活動を増やすと、かえって負担になることがあります。


少し余裕が戻り、「少し歩いてみようかな」と自然に思えるようになってから、短い散歩や軽いストレッチなどを試してみてください。翌日に疲れが強く残る場合は、量や強度を下げましょう。


「頭が働かない」が続く場合は、休み方だけの問題とは限らない


十分に眠っても頭が働かない、集中できない、言葉が出てこない。このような状態は、睡眠不足だけでなく、うつ病や適応障害などの精神的な不調、新型コロナウイルス感染後の症状、貧血や甲状腺機能の異常など、さまざまな原因で起こることがあります。


「ブレインフォグ」や「脳疲労」は状態を表す言葉であり、それ自体が診断名ではありません。十分に休んでも変化がない場合や、日常生活・仕事への支障が続く場合は、自己判断だけで済ませず、医療機関へ相談することも選択肢です。


今日からできる小さなアクティブレスト


  • 10分ほど散歩する

  • テレビを見ながら軽くストレッチする

  • 昼休みに外へ出る

  • 仕事と関係のない趣味に取り組む

  • 休日の予定に、回復のための時間を先に確保する


最初から歩数や運動時間の目標を達成する必要はありません。その日の体調に合わせて、無理なく終えられる量から始めてください。


運動療法という選択肢


体力が落ちている、持病がある、どの程度まで動いてよいか分からない。このような場合は、医師の評価を受けたうえで運動を始める「運動療法」という選択肢があります。


Stay Fit Clinicでは、現在の体調や既往歴、服薬状況などを確認し、必要に応じて運動療法処方箋を作成しています。自己流で頑張るのではなく、いまの身体に合った運動量から始めたい方は、診察の際にご相談ください。


なお、すべての方に運動を勧めるわけではありません。心身の状態によっては、まず休養や治療を優先したほうがよい場合があります。


休んで、そして養う


疲れが強いときは、静かに休む。少し余裕が戻ってきたら、自分で選んだ軽い活動を取り入れる。休養には、この両方があります。


まとめ


  • 疲れが強い時期は、無理に動かず、まず静かに休む

  • 少し余裕が戻ったら、無理なく終えられる軽い活動を試す

  • 十分に休んでも不調が続く場合は、休み方だけの問題と決めつけない

  • 持病や体力低下がある場合は、医師の評価を受けた運動療法も選択肢になる


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相談を考える目安


何をしても疲れが抜けない状態が続く、睡眠や食事に変化がある、仕事や日常生活に支障が出ている場合は、休み方だけの問題ではない可能性があります。産業医やかかりつけ医、心療内科などへ相談することも選択肢です。


Stay Fit Clinicでは、仕事による疲労や睡眠、気分の変化について相談を受け付けています。受診が必要か迷っている段階でも、一緒に整理していきます。


※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断や治療を代替するものではありません。

 
 
 

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