産業医経験のある医師に診てもらうメリット|働く人が心療内科を選ぶなら、"働くこと"を分かっている先生を
- stayfitclinic

- 3 日前
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「心療内科を選ぶとき、何を基準にすればいいですか?」
働く方から、よく聞かれます。通いやすさ、先生との相性、口コミ。どれも大切です。ただ、働きながら治したい人に、もうひとつ知っておいてほしい視点があります。
それは、その先生が、"働くこと"をどれだけ分かっているかです。
私は産業医・心療内科医として、これまで15社以上の企業で産業医を務めながら、Stay Fit Clinicで働く方を診てきました。その両方の現場に立って、はっきり感じていることがあります。
治療の腕だけでなく、「職場のことが分かる主治医」かどうかで、働く人の回復のしやすさは大きく変わる、ということです。
今日は、産業医の経験・視点を持つ医師に診てもらうと、何がいいのか。そのメリットを、具体的にお話しします。

そもそも「心療内科の主治医」と「産業医」は、役割が違います
まず、前提の整理から。
・主治医:あなたの病気を診断し、治療する医師。見ているのは「症状が良くなったかどうか」
・産業医:会社で働く人の健康を守り、「その仕事に、その負荷で働けるか」を判断し、職場の調整に関わる医師
この二人は、ふつうは別の人です。そして、立っている場所が違うので、ときに意見が食い違います。「主治医はもう働けると言うのに、産業医はまだ早いと言う」。復職の場面で、この行き違いはよく起こります。
ここで、主治医が産業医の経験・視点も持っていたら、どうでしょうか。
最初から「治すこと」と「働けること」の両方を見据えて、治療を進められます。この"二つの視点を一人が持っている"ことが、働く人にとっての大きな安心につながります。
(※誤解のないように補足すると、当院の院長があなたの会社の産業医を兼ねる、という意味ではありません。あくまで「産業医としての経験と視点を持つ主治医」という意味です。)
産業医経験のある医師に診てもらう、5つのメリット
① 職場の"リアル"を分かっている
産業医として多くの企業に入っていると、人事がどう動くか、復職判定がどう行われるか、会社が何を気にするかが、肌感覚で分かります。
だから、「会社にどう伝えたらいいか」「この状況で何を求めるのが現実的か」を、絵空事ではなく、現場に即してアドバイスできます。
働く方が会社との間で消耗しないよう、実務のツボを踏まえて一緒に考えられるのは、産業医経験ならではだと思っています。
② 診断書が、"会社で通じる"形になる
診断書は、ただ「休養を要する」と書けばいいわけではありません。復職のときの就業配慮(残業制限、段階的な復帰など)を、会社が実際に動きやすい形で書けるかどうかで、その後の展開が変わります。
産業医として、たくさんの診断書を"受け取る側"で見てきた経験は、"書く側"に立ったときに効きます。会社と本人の橋渡しになる一枚を意識して書けるのは、大きな違いです。
③ 「治す」だけでなく、「戻ってから」まで見据えられる
働く人の治療のゴールは、症状が消えることではなく、健康的に働き続けられることです。
産業医の視点があると、休職の入り口から、復職のタイミング、段階的な戻り方、再発を防ぐ働き方まで、回復の全体像を見ながら治療を組み立てられます。
「戻ってからつまずかない」ことを、最初から意識できるのです。
④ 主治医と産業医の"食い違い"が起きにくい
前にお話しした、あの行き違い。産業医の考え方を理解している主治医なら、会社側の産業医とも話がかみ合いやすく、復職がスムーズに進みやすくなります。
板挟みで疲れるのは、いつも働く本人です。その負担を、あらかじめ減らせます。
⑤ 傷病手当金など、制度・手続きに強い
休職には、傷病手当金の申請や、両立支援の制度など、お金と手続きの話がついて回ります。ここが不安で休めない方は、本当に多い。
産業保健の現場を知っていると、こうした制度面のサポートも含めて、安心して休める土台を一緒に整えられます。
「働きながら治す」を、一人で抱えないために
働く人の不調は、病気そのものだけでなく、「会社にどう伝えるか」「戻れるのか」「お金は大丈夫か」といった、仕事にまつわる不安と、分かちがたく結びついています。
症状だけを診て、そこは自分でなんとかしてください、では、なかなか回復に専念できません。
治療と、働き方・会社対応を、地続きで一緒に見てくれる。それが、産業医経験のある医師に診てもらう、いちばんの価値だと思っています。
Stay Fit Clinicで、できること
Stay Fit Clinicは、港区南青山・外苑前駅の近くにある、働く人のための内科・心療内科です。
院長である私は、心療内科医であると同時に、15社以上で産業医を務める現役の産業医であり、社会医学系専門医でもあります。
だからこそ、当院ではこんなことができます。
・治療とあわせて、働き方や会社への伝え方まで、一緒に考える
・復職を見据えた診断書の作成と、段階的な復帰の設計
・休職〜復職〜再発予防までの、全体を通したサポート
・傷病手当金など、制度・手続きの相談
・提携するCrossFit Aoyama(指定運動療法施設)と連携した、運動療法まで含めた回復支援
・英語での診療にも対応(外資系企業で働く方も歓迎)
「働きながら、ちゃんと治したい」。その願いに、治療と産業保健の両面から応えられるのが、当院の強みだと思っています。
まとめ
・心療内科を選ぶとき、"働くこと"をどれだけ分かっている先生かは、見落とされがちだが大切な視点
・主治医と産業医は役割が違う。その両方の視点を一人が持っていると、働く人は回復しやすい
・産業医経験のある医師のメリットは、①職場のリアルを分かっている ②診断書が会社で通じる ③戻ってからまで見据える ④主治医と産業医の食い違いが起きにくい ⑤制度・手続きに強い
・「働きながら治す」を、一人で抱え込まないために
働くことと、治すこと。その両方を一緒に考えたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。
📩 英語でのお問い合わせも歓迎しています
Stay Fit Clinic 院長 薮野淳也
心療内科医・産業医・社会医学系専門医
著書『産業医が教える 会社の休み方』(中公新書ラクレ、2024年)




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