top of page
検索

産業医経験のある医師に診てもらうメリット|働く人が心療内科を選ぶなら、"働くこと"を分かっている先生を

  • 執筆者の写真: stayfitclinic
    stayfitclinic
  • 7月8日
  • 読了時間: 6分

「心療内科を選ぶとき、何を基準にすればいいですか?」


働く方から、よく聞かれます。通いやすさ、先生との相性、口コミ。どれも大切です。ただ、働きながら治したい人に、もうひとつ知っておいてほしい視点があります。


それは、その先生が、"働くこと"をどれだけ分かっているかです。


私は産業医・心療内科医として、これまで15社以上の企業で産業医を務めながら、Stay Fit Clinicで働く方を診てきました。その両方の現場に立って、はっきり感じていることがあります。


治療の腕だけでなく、「職場のことが分かる主治医」かどうかで、働く人の回復のしやすさは大きく変わる、ということです。


今日は、産業医の経験・視点を持つ医師に診てもらうと、何がいいのか。そのメリットを、具体的にお話しします。


産業医経験のある医師に診てもらうメリット|働く人が心療内科を選ぶなら、"働くこと"を分かっている先生を
産業医経験のある医師に診てもらうメリット|働く人が心療内科を選ぶなら、"働くこと"を分かっている先生を

そもそも「心療内科の主治医」と「産業医」は、役割が違います


まず、前提の整理から。


主治医:あなたの病気を診断し、治療する医師。見ているのは「症状が良くなったかどうか」


産業医:会社で働く人の健康を守り、「その仕事に、その負荷で働けるか」を判断し、職場の調整に関わる医師


この二人は、ふつうは別の人です。そして、立っている場所が違うので、ときに意見が食い違います。「主治医はもう働けると言うのに、産業医はまだ早いと言う」。復職の場面で、この行き違いはよく起こります。


ここで、主治医が産業医の経験・視点も持っていたら、どうでしょうか


最初から「治すこと」と「働けること」の両方を見据えて、治療を進められます。この"二つの視点を一人が持っている"ことが、働く人にとっての大きな安心につながります。


(※誤解のないように補足すると、当院の院長があなたの会社の産業医を兼ねる、という意味ではありません。あくまで「産業医としての経験と視点を持つ主治医」という意味です。)


産業医経験のある医師に診てもらう、5つのメリット


① 職場の"リアル"を分かっている


産業医として多くの企業に入っていると、人事がどう動くか、復職判定がどう行われるか、会社が何を気にするかが、肌感覚で分かります。


だから、「会社にどう伝えたらいいか」「この状況で何を求めるのが現実的か」を、絵空事ではなく、現場に即してアドバイスできます。


働く方が会社との間で消耗しないよう、実務のツボを踏まえて一緒に考えられるのは、産業医経験ならではだと思っています。


② 診断書が、"会社で通じる"形になる


診断書は、ただ「休養を要する」と書けばいいわけではありません。復職のときの就業配慮(残業制限、段階的な復帰など)を、会社が実際に動きやすい形で書けるかどうかで、その後の展開が変わります。


産業医として、たくさんの診断書を"受け取る側"で見てきた経験は、"書く側"に立ったときに効きます。会社と本人の橋渡しになる一枚を意識して書けるのは、大きな違いです。


③ 「治す」だけでなく、「戻ってから」まで見据えられる


働く人の治療のゴールは、症状が消えることではなく、健康的に働き続けられることです。


産業医の視点があると、休職の入り口から、復職のタイミング、段階的な戻り方、再発を防ぐ働き方まで、回復の全体像を見ながら治療を組み立てられます。


「戻ってからつまずかない」ことを、最初から意識できるのです。


④ 主治医と産業医の"食い違い"が起きにくい


前にお話しした、あの行き違い。産業医の考え方を理解している主治医なら、会社側の産業医とも話がかみ合いやすく、復職がスムーズに進みやすくなります。


板挟みで疲れるのは、いつも働く本人です。その負担を、あらかじめ減らせます。


⑤ 傷病手当金など、制度・手続きに強い


休職には、傷病手当金の申請や、両立支援の制度など、お金と手続きの話がついて回ります。ここが不安で休めない方は、本当に多い。


産業保健の現場を知っていると、こうした制度面のサポートも含めて、安心して休める土台を一緒に整えられます。


「働きながら治す」を、一人で抱えないために


働く人の不調は、病気そのものだけでなく、「会社にどう伝えるか」「戻れるのか」「お金は大丈夫か」といった、仕事にまつわる不安と、分かちがたく結びついています。


症状だけを診て、そこは自分でなんとかしてください、では、なかなか回復に専念できません。


治療と、働き方・会社対応を、地続きで一緒に見てくれる。それが、産業医経験のある医師に診てもらう、いちばんの価値だと思っています。


Stay Fit Clinicで、できること


Stay Fit Clinicは、港区南青山・外苑前駅の近くにある、働く人のための内科・心療内科です。


院長である私は、心療内科医であると同時に、15社以上で産業医を務める現役の産業医であり、社会医学系専門医でもあります。


だからこそ、当院ではこんなことができます。


・治療とあわせて、働き方や会社への伝え方まで、一緒に考える


・復職を見据えた診断書の作成と、段階的な復帰の設計


・休職〜復職〜再発予防までの、全体を通したサポート


・傷病手当金など、制度・手続きの相談


・提携するCrossFit Aoyama(指定運動療法施設)と連携した、運動療法まで含めた回復支援


・英語での診療にも対応(外資系企業で働く方も歓迎)


「働きながら、ちゃんと治したい」。その願いに、治療と産業保健の両面から応えられるのが、当院の強みだと思っています。


まとめ


・心療内科を選ぶとき、"働くこと"をどれだけ分かっている先生かは、見落とされがちだが大切な視点


・主治医と産業医は役割が違う。その両方の視点を一人が持っていると、働く人は回復しやすい


・産業医経験のある医師のメリットは、①職場のリアルを分かっている ②診断書が会社で通じる ③戻ってからまで見据える ④主治医と産業医の食い違いが起きにくい ⑤制度・手続きに強い


・「働きながら治す」を、一人で抱え込まないために


働くことと、治すこと。その両方を一緒に考えたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。




📩 英語でのお問い合わせも歓迎しています


Stay Fit Clinic 院長 薮野淳也


心療内科医・産業医・社会医学系専門医


著書『産業医が教える 会社の休み方』(中公新書ラクレ、2024年)


あわせて読みたい





 
 
 

1件のコメント


Trees Hate You
Trees Hate You
7月28日

In Trees Hate You the forest stretches endlessly and it at every turn yet the strange beauty and secrets hidden among the trunks keep players moving ahead

いいね!
bottom of page