休職の診断書はどこでもらえる?心療内科の正しい選び方|ビジネスパーソン向け解説
- stayfitclinic

- 12月9日
- 読了時間: 4分
「仕事がつらい」「休職したい」と思ったとき、どうすればいい?
心と身体の不調で「仕事に行けないかもしれない」と感じたとき、多くの方が迷います。
まず何をすればいいのか
どこで相談すればいいのか
診断書はどこでもらえるのか
このような疑問に直面したときこそ、冷静な判断が求められます。

【結論】診断書は「自分の希望で出るもの」ではありません
SNSや口コミサイトでは、「●●クリニックなら即日診断書を出してくれた」といった情報が出回っていますが、診断書の交付は医師の医学的判断に基づいて行われるものです。
✔ 本人が「休職したい」と思っていても、
✔ 医師が医学的に「勤務可能」と判断すれば、休職診断書は交付されません。
逆に、「大丈夫です」と本人が言っていても、医師から「今は休んだ方がよい」と判断されることもあります。
診断書は“働ける・働けない”の医学的な証明書であり、「気持ちの整理」のために出すものではありません。
【重要】会社での手続きには“信頼できる”診断書が必要です
多くの企業では、「診断書が出れば必ず休職できる」わけではありません。
本人の申し出
主治医の診断
会社産業医の見解
経営判断
これらが揃って初めて、「正式な休職」として認められるのが実情です。
つまり、「信頼性のある診断書を出してくれる医師にかかること」がとても重要になります。
【解説】診断書を出してくれるのはどんな医療機関?
■ 心療内科やメンタルクリニックが一般的
精神的な不調(抑うつ、不眠、不安など)の場合、心療内科やメンタルクリニックで診断書を出すのが一般的です。
■ ただし、どこでもいいわけではありません
「診断書即日発行OK」などと大々的に掲げる一部の医療機関は、会社側からの信頼性が低くなる可能性もあります。
【提案】ビジネスパーソンこそ、クリニック選びに慎重になるべき
仕事のストレスで体調を崩してしまう方にとって、キャリアや今後の人生に関わる大切な選択になります。
だからこそ、以下のような視点でクリニックを選びましょう:
✅ 産業医経験がある医師が在籍しているか
→ 企業側の視点や制度に詳しく、診断書の「通りやすさ」に影響します
✅ 再発防止や復職支援も視野に入れているか
→ 診断書を出した後も、長期的に回復・復職を支える体制があると安心です
✅ 治療法が多様かどうか(薬に頼りすぎないか)
→ 当院では、運動療法・鍼灸などを含めた治療方針を提案しています
健康とキャリアのことを切り離して考えてくれる先生のもとで治療にあたることをお勧めします。
Stay Fit Clinicのスタンス
当院は、「診断書ありき」のクリニックではありません。
✔ 本当に休むべき状態かどうか
✔ 職場との調整が可能かどうか
✔ 長期的な回復・復職に必要な支援とは何か
これらを丁寧に見極めながら、ビジネスパーソンのキャリアと健康の両立を支えることを第一に考えています。
よくある質問(FAQ)
Q:即日で診断書をもらえますか?
A:症状の状態や必要な情報がそろっていれば、当日お渡しできることもあります。
ただし、診断書の発行はあくまで医師の医学的判断に基づきます。
Q:休職が本当に必要か、まだ迷っています…
A:そのような方も多くいらっしゃいます。診断書をもらうことだけがゴールではありません。
まずは現在の状態を整理し、必要な支援を一緒に考えていきましょう。
👉 詳しくは著書 『産業医が教える会社の休み方』(中公新書ラクレ) でも解説しています。
ご予約はこちらから
あなたの働き方と健康のバランスを、一緒に考えます
診断書が必要な状況にあるということは、それだけ日常がギリギリまで追い詰められている証拠です。
だからこそ、「その後どうするか」まで一緒に考えてくれる医師を選んでください。
当院は、あなたの健康とキャリアを支える“働く人のパートナードクター”として、全力で伴走します。
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Stay Fit Clinic 院長 薮野淳也
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